マニュアル
はじめに
「タニモク」を始める前にまずは、ガイドラインを必ずご覧ください。
「タニモク」には基本的なマニュアルがありますが、絶対に「こうしなければならない」という決め事ではありません。4人集まらなければ3人で開催してもいいですし、短い時間で試してみてもいいかもしれません。逆に「こうしたらもっと面白くなった」などのフィードバックをお待ちしています。「タニモク」はこれからも改良を重ねていきますので、みなさまの体験・知見をお貸しください。
資料ダウンロード
- オフラインで開催する場合のツール一式(ZIP:10.6MB)
- 「タニモク」映写データ(PPT)
- 「タニモク」台本(PDF)
- 目標設定を有効にする4つのTIPS(PDF)
- 一人あたりの時間の進め方(PDF)
- 自分の状況を説明するための図サンプル(PDF)
- オンラインで開催する場合のツール一式(ZIP:8.6MB)
- オンライン「タニモク」映写データ(PPT)
- オンライン「タニモク」台本(PDF)
1参加者の募集
「タニモク」を開催しようと思い立ったら、自分以外に3名、適した人を招待し、開催の時間を確保することから着手します。
ここで重視すべきは、下記の要件を満たした人を集めることにあります。
集めるメンバーが満たすべき条件
- 自分も含め、直接の利害関係が無いメンバー同士であること
- 全員が新しい目標設定を行いたいと思っていること
- お互いに異なるバックグラウンド・観点を持っていること
2時間と場所の確保
開催するメンバーが決まったら、その時間を確保します。開催時間は、最短で1人あたり30分、4人で2時間は確保したいところです。それに加え、冒頭の「タニモク」の説明、休憩時間を加えた場合、合計で3時間連続したスケジュールを押さえることが望ましいです。
場所は、雰囲気のある喫茶店など4人で座れるテーブルを確保するのがお勧めです。会議室よりもリラックスし、自由な思考や会話を楽しむことができます。
3当日の始め方
全員が揃ったら、当日の時間配分を決め、「他の人に目標設定をしてほしくなった順番」で一人ひとり「タニモク」を開始します。
このとき、じゃんけん、あるいは「右回りで」などと順番を決めてしまうと、お互いに強制的に実施する雰囲気が強まり、目標設定を行うための雰囲気を損ねてしまうおそれがあります。そのため、あくまで自主的に行いたい順で目標検討を行っていきます。
4当日の目標設定
「タニモク」を始める前にワークを助ける以下のツールをダウンロードしましょう。
「目標設定を有効にする4つのTIPS」は印刷し、常にこれら4つを意識してワークを進めてください。「一人あたりの時間の進め方」は目安として時間を記入し、タイムマネジメントを行うといいでしょう。当日までに準備することは以上です。
当日の進行は、下記「タニモク」当日の進め方を参考にしてください。
メンバーの集め方
Facebookの「タニモク」コミュニティに参加してメンバーを募る
自分の参加しているFacebookグループや自分のタイムラインに投稿をして、参加者を募る。
他人に自分の目標を立ててもらう会へのお誘い
先日「他人に自分の目標を立ててもらう」という方法を知り、興味を惹きました。
この方法、4人1組でお互いの目標を立てあうというもので、お互いに利害関係がなく、なおかつビジネス経験や業種が異なるバックグラウンドをもっているモノが行うことで、効果的に新しい気付きが得られるという話で興味を持っています。
もし良かったら、私と普段仕事の設定が無い方、利害関係が無い方でじっくりと目標設定を立てる会を実施したいな、と思っています。
●●月●●日(●)AM:10:00〜17:00
「やりたい!」という方がいましたら、個別に私までメッセージをいただけたらと思います。なお、当日の進め方は、下記の記事に紹介されている方法です。
ぜひとも、よろしくお願いします!
twitterを使ってメンバーを集める。
「#タニモク」「#タニモク メンバー募集」などのハッシュタグで参加者を募る。
参加者を集めるのが難しければ、外部のイベントに参加するのも良いでしょう。
下記のページにて、最新のイベント情報を掲載中です。
1自分の状況を簡単に説明する目安5分
事前宿題で描いた図を使いながら、自分の状況を下記のような観点について口頭で5分ほど時間を決めて説明します。時間をかければかけるだけ説明できてしまうので、「5分ほど」と設定し、その中で説明を完了します。
- 簡単な自己紹介
- これまでの経歴
- 最近取り組んでいる仕事
- 最近のプライベート
- その他、自分が注力していること
実施上のコツ
この時間は、短く簡潔に行うのがポイントです。この後に続く質疑応答によって、本人以外の独自観点での切り口が出てきます。
2質疑応答をする目安8分
上記の内容を聞いた他の人は、描かれた図を眺めながら自分が興味の湧いた点について自由に質問をしていきます。この質疑応答にも8分程度の時間を割きます。
実施上のコツ
このやりとりの中で「今年はどうしたいのか?」という質問は禁止とします。本人が目指している方向性が明確になってしまうと、他の人がその内容に引っ張られてしまうためです。
3他の人が本人の「1年の目標」を考える目安5分
ここまで、本人の情報を聞いた他の人は、その本人の目標を自由に考え、A4の紙1枚に表現します。表現の方法は、あくまで自分自身の目標を立てるときと同じ要領で、「一言」でも「箇条書き」でも「図にする」という方法でも構いません。当人になりきり、目標を作ることがポイントです。
実施上のコツ
ここで特に重要なのは、外部の第三者として目標を立てるのではなく、あくまで他の人は当人になりきり、「もしも自分があなただったらこうしますよ」と思い切り主観で目標を提示する点にあります。そのほうがエッジが立ち、インパクトのある目標が出やすくなります。
4本人に対してプレゼンテーションする目安12分
本人に対して他の人たちは、自身が考えた目標の内容をプレゼンしていきます。その書き出しを、「私が◯◯さんだったら、1年の目標はこのように立てます・・・」として説明を行います。そして、その内容に対して本人は自由に質問を行い、「なぜそのような目標にしたのか」といった背景を深掘りしていきます。
実施上のコツ
このプレゼンテーションと背景を深掘りするやりとりが、今回のコア部分でありクライマックスです。この時間をしっかりと確保するために他の部分の時間を調整するように心がけるとバランスが良くなります。
この方法で1人についての目標設定が終わったら、次の2人目の目標設定を同様の手順で行っていきます。以上で、4人分の目標設定を行い、「タニモク」は終了となります。
「タニモク」で提示された目標は、ワークショップ終了後、各自で内容を詳細化し、具体的なアクションを決めて行きましょう。
また、「タニモク」をした同士で、FacebookやLINE等で日々のアクションについてフィードバックしあうと、より目標達成に近づけます。
さらに半年後、振り返り会を実施すると目標の見直しや新たな目標の設定ができます。
振り返り会については下記の記事も参考にしてください。
「タニモク」はみんなで作っていくワークショップです。
ぜひ体験した感想・ご意見をおよせください。今後の改善に役立たせていただきます。