実践ナレッジシェア -
パーソルキャリア株式会社

キャリアの選択肢を考え、
行動に移す力を

パーソルキャリアは女性管理職候補のキャリア支援として「タニモク」を導入。DEI推進のため、オンラインでの座談会やワークショップを実施し、悩みの解決や社内コミュニケーションの促進を行い、相談しやすい環境作りを進めている。

パーソルキャリア
  • 導入企業:パーソルキャリア株式会社
  • 活用シーン:ダイバーシティ推進研修(女性のキャリア形成)
  • 対象者:管理職候補の女性社員
  • 担当者:國分真里奈、加藤杏奈

課題・背景

  • パーソルキャリアでは、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)を推進している。
  • 2024年現在で約7,000人の社員が在籍し、男女比は約4:6。しかし上級管理職の比率は男性のほうが高い。
  • 解決策の1つとして、管理職候補の女性に向けてキャリア選択肢を考える「女性管理職座談会」を行ってきたが、モチベーションの維持に課題を感じていた。

タニモク実施概要

女性管理職との座談会後、希望者に「タニモク」を実施できるよう変更。キャリアの悩みを抱える違う部署の社員同士が、率直に自分の思いやキャリアへの希望を、自分の可能性や選択肢を広げるためのメンタリングプログラムを行った。

施策の全体像

まず女性管理職1人、管理職候補の女性2人で座談会を実施し、管理職昇進に関する疑問や仕事の仕方などを率直にぶつけ回答をもらう。その後、希望者には「タニモク」ワークショップを提供。「タニモク」は、管理職候補の女性が抱える、個々の課題やキャリアの悩みに対して選択肢や考え方を得られる場として活用する。

タニモク導入ポイント

管理職候補の女性社員には、時短勤務中や育児中の人も多いため、時間の制約が大きい。そのため、通常2時間の「タニモク」ワークショップを1時間に短縮してオンラインで実施。また、オンラインでの進行をスムーズに行うため、Teams上で特設チームを開設し、話しきれなかった行動の背景や思いを共有できるようにした。結果、メッセージがTeamsチャット上に残ることで参加者が見返したり、確認したりできるので、モチベーションの維持にもつながっていった。

成果

「タニモク」を実施した結果、アンケートにより参加者の94.4%が参加前と後で自身に前向きな変化があったと回答。また、「実際に行動に移せるようになった」という声が挙がったほか、社内の横のつながりが生まれ、継続的な行動につながることが確認された。

累計57名の女性社員が「タニモク」参加

94.4%の参加者が
「前向きな変化があった」と回答

ダイバーシティ研修:「タニモク」参加者アンケート

担当者からのコメント

私たちは、ダイバーシティを推進する中で、自身の目標設定や行動計画も大事にしていますが、心の交流や関係構築に重点を置いています。社内に相談しやすい環境作りを目指し、仕事だけでなくプライベートの話もできる関係性の形成を促進しています。また、中途入社者は同期が少ないことに悩むこともあり、枠にとらわれない対話に『タニモク」を活用できると考えています。これにより、社員同士が新たな自己認知を深め、気軽な相談ができる関係を築き、ポジティブな職場環境を作ることを目指していきたいです。

さらに詳しい情報は、noteの事例記事をご覧ください。